実践事例1 テーマ
「高校生・障がいのある当事者・専門職が参加して行うバリアフリー・ワークショップ」
【はじめに】
八頭高校で「バリアフリーワークショップ」が行われました。このワークショップでは八頭高校1~2年の人権教育LHR推進委員と教員の皆さんに加え、福祉・医療の専門職、障がいのある当事者の方が参加していただき、当事者の視点を得ながら深い学びを得る機会となりました。
キーワード)当事者から学ぶ・属性を超えた出会い・協働
キーワード)当事者から学ぶ・属性を超えた出会い・協働
【取組みのきっかけ】
八頭高校の先生から「学校内でバリアフリーワークショップを検討している」との相談を受けて、八頭町社協のコーディネーターが介入したことで、取り組みが幅広く展開していきました。
【プラットフォーム展開に向けたアクション】
専門職から高校生へ、障がいの特性についての説明
学校の施設でどのような福祉視点を得られるか、また、それを誰が伝えることができるかを考えたときに、八頭町には地域課題解決・地域貢献を行うための八頭町社会福祉法人連絡会が組織されていたことから、連絡会に所属する法人にご協力をいただき、高齢・障がい・母子/子育て・外国人労働者支援の各分野の専門職の力を借りることとしました。また、専門職に協力をお願いしたことで、つながりのある当事者の方にもご協力いただけることとなり、事故により日常的に車いすを利用されている方、視覚障がいがあり全盲の方、インドから介護人材として来日されている方の3名にご参加いただいています。
【取り組みの結果・成果】
作業療法士の指導の下、車椅子視点での校内フィールドワーク
当日は「大規模な災害が発生したため、やむなく八頭高校に様々な人が避難された」という想定で学校内を歩いてバリアとなるものを知るワークショップを行いました。ワークショップにあたって、学生と各分野の専門職・当事者の方がグループになり、「脳梗塞で右片麻痺のある高齢者(作業療法士)」「幼児と二人で避難してきた妊婦さん(母子支援施設相談員)」「日常的に車いすを利用されている方(作業療法士)」「視覚障害がある方(障害作業所相談員)」「外国から働きに来ている方(外国人介護人材コーディネーター)」の5つのテーマで取り組みました。
ワークショップを通じ、車いす・白杖での移動では、学生が日常生活では気が付かない物やちょっとした段差が障壁となること、視覚障がいがある方にとって大切な点字ブロックが車いすの方の移動にあたっての難しさになること、情報が掲示されていても視覚障がいがある方には伝わらないことや言語の違いによる障壁など、同じ空間であってもそれぞれの特性により異なるバリアがあることに気付き、物理的にバリアフリーを目指すだけでは超えることはできないため、一人ひとりの心のバリアフリー(知る・理解する・配慮できる)が重要であることを一緒に学び合いました。
ワークショップを通じ、車いす・白杖での移動では、学生が日常生活では気が付かない物やちょっとした段差が障壁となること、視覚障がいがある方にとって大切な点字ブロックが車いすの方の移動にあたっての難しさになること、情報が掲示されていても視覚障がいがある方には伝わらないことや言語の違いによる障壁など、同じ空間であってもそれぞれの特性により異なるバリアがあることに気付き、物理的にバリアフリーを目指すだけでは超えることはできないため、一人ひとりの心のバリアフリー(知る・理解する・配慮できる)が重要であることを一緒に学び合いました。
【今後の展望・期待】
福祉学習プラットフォームは多様な主体が参加する機会により、互いを理解し共に生きる地域づくりを進めていくための取り組みです。今回の取り組みでは高校生・先生、福祉専門職、障がいなどにより配慮が必要な方と、年代や属性、所属も多様な方が参加していただきました。皆さんが混ざり合い、一緒に学ぶ機会を設けたことで、近しい存在として受け止め、特別な配慮ではなく自然な気づきと配慮ができる関係性が芽生えたと期待されます。


